8月の課題図書を自分に課していたのです。
半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25)村上 龍

面白かった。一気に読んだ。
本文に入る前に登場人物表がありますが、まあ銀英かってくらいにずらずらと。正直覚えられませんと読む前から。実際読んでも覚えられませんでしたが。
でもそれぞれのシーンでその人の簡単な背景とか描かれているから、名前と一致しなくても「この人がいる」というのはちゃんと区別がつくんですね〜。しかも、コリョだろうが、少年たちだろうが、政府だろうがTV局だろうが、どこのシーンでも混乱しない。
そんな基本的なとこで躓いてどうするとか言われそうだけど、こんだけの人出てきたら、結構ぐだぐだなったりするんです。歴史物とか登場人物多いのだとよくある。
内容。えー、アジア情勢も世界情勢も日米安保も、彼らはなんていうんだ、住民票に載らない彼らも、理解なんて嘘でも言えないので、この話がリアルかどうかなんて判断も、適当な感覚でしか言えません。
実際起こり得るかなんて知らない。起こったとしたら?もちょっと人は死ぬだろうね。
コリョと呼ばれる彼らが福岡を抑え、九州が封鎖される。その事象を中心とした群像劇?しかしそれを引き起こしたのも物語りに現れる人々だから、そのカテゴリ分けは間違ってるかもしれないけれど。
普段ファンタジー(いわゆるファンタジー)とかミステリィ(いわゆるミステリィ)にいく割合が多いので、こういった「主人公」がいない文章は新鮮。それでいて全く混乱しないところは、龍さん、やっぱそんじょそこらの作家さんと一緒にしちゃ失礼よね、と。
物事が起きた場合には、関わるグループ、その中の人々、その数だけの切り取り方があるのだな、と改めて思い起こした本でした。
カエルラブーv
ショートソング (集英社文庫)枡野 浩一

おもしろかったー。
引き込まれる、とかそういう感じはないですが、(うん、話として男と女がどうしたとかに基本興味が出てこない)(それだけじゃないからおもしろく読めたんだけど)
やっぱりね、間にちょいちょいくる短歌がね。
普段歌になんて縁のない人間には「お」ときますよ(単純か)
誰かがいずれやったことなんだろうけど、サラダ記念日とかはやっぱり一つの扉だったんだろうなあ。
たまにチラ見する程度なのでなんとも言えませんが、老成感を感じることもありつつ、でも青みを残す若さを発している人という印象。
トリツカレ男 (新潮文庫)いしい しんじ

キャラメルの冬公演ですが。
……ああ、成井さん好きそうなパターンよね、また。
銀河旋律的恋愛アプローチ。クロノスもそうだった。
なんて表現したらいいんだろ……おまえそんなに身を削って、その道行っても幸せになる保証なんて何もないんだぞ。むしろもっと楽な別の道いった方が幸せになれるんじゃないの?といくら言ったところで、「彼女が好きだから」の一つ覚えで突っ走ってしまう男の話。
昔だったら確実に西川さんがやってるんだろうなという。
……結局、主演を確認しないまま読んでしまったので、……頭の中で、どうしても菅野さんになってしまってるのですが……いや、でもこの役を菅野さんがされたらそれはクロノスとかぶってしまうから……
公式の情報を確認しないまま、でも畑中君だという話も耳にして……それはそれでオッケですが……え、菅野さん、この冬は…?お誕生日も近いです。でもお世話になってたファンサイト様からすっかり足が遠のいてしまったので、書き込みしづらい…どうでもいい話ばかりですね、はい。
あ、最初の書き方だとなんかそういう話を否定しているようにも取れますが。このお話好きです。あったかいおとぎ話。いしいさんの文章が好きというのもありますが。ジュゼッペの一途さがキュンキュンします。変わり者と純粋は紙一重。あんだけトリツカレな性格で、その対象が人になったらさぞストーカーかと思いきや、押し付けたりはしないのですよ(その辺の解釈は人それぞれだろうけど)
そこまでの自己犠牲、重いし悲しすぎだろ、て思いつつも、応援せずにはいられなくなる。
あ、やっぱり成井さんが好きそうだ(笑)
ネズミ君の役が誰なのか、それが気になります。
ZOKUDAM森 博嗣

けっこう放っぽってました(苦笑)
ゾラが出たので、慌てて再開。先生、発行のペース早すぎ…!(10年間言い続けてる)
先生のお宅の模型の塗装費のいくらかは、私が買った分の印税…
もしくは線路何センチか……
ちなみにゾラは買ってきてそのまま読み出してしまったのですが、ちょ、ここでそれ出してくるか!?頭の中では音として記憶されていたし、文字もカタカナで覚えてたけど、でも日本語だってすぐ反応するともさ!まじですか。繋がってるんですか。
……慎重に読み進めなくては。まずいつなのかを見極めて…。
ということで、ゾラは落ち着いて読むことにして、改めてZOKUDAMに。
……うひゃはっひゃひゃはひゃ(そんな変な笑いが出る本ではありません)(そうとも言い切れません)(揖斐くん大好き)(眼鏡)(ノベルズ版だと山田画伯の絵で拝めますな)
あ、しまた。
森見に手をつけてません。