25日火曜日に、再びアプルに行って観てきました。
今度は『クロノス・ジョウンターの伝説』三部作のうちの二作目、
『布川輝良の軌跡』の舞台化『あした あなた あいたい』
(あ〜、説明長い;)
ハーフタイムシアターという、キャラメル独特の1時間公演2本立てを見るときは、なんとなくそれぞれを違う日に見てます。
1時間で帰れるという気楽さと……単に先行予約日を何回も見過ごして、セットで買ってないから、面倒になっていっそ、とかなんですけど。
既に、三作目『ミス・ダンデライオン』は見てました。
順番を変えてみたのは、原作で布川の話が一番好きだったから。
25日火曜の夜7時前。新宿はまだ飲み会シーズンが続いているのか、
団体待ち合わせがたくさんいて、混雑。
ロビーはもう開演前の物品販売など終了してました。
当日券がものすごくて、前説加藤さんもビックリの満席。
平日なのにね〜。(私は平日に動ける職種なので、空いてる火曜・木曜に行くことが多いのですが)
で、開演(早)
もうだいぶ、記憶はあやふやです。
客入れの曲は柴咲コウでした。
オープニングダンスは、こっちのチームは主役二人が大内さんと温井さんのダンサー二人に、すぐ脇のポジションにいたのが岡内さんだったので、「うっひゃー、もうどこ観ていいか分からないくらい、吸い寄せられる〜」と堪能。
身寄りがいないということで、クロノス開発の実験に推薦された布川。
クロノスは、過去へ行けるタイムマシンだけれど、短い時間しか過去に留まれない事、そして現在へは戻らず、更に先の未来にまで弾き飛ばされる事が大きな欠陥だった。
それを承知で彼が過去に飛ぶ目的は、今は取り壊されてしまった、ある建築家の建物をその目で確かめる事。
同じくクロノスで旅をする吹原や樹里と異なる(?)部分は、荷物が多い(笑)ちゃんとした実験でいくので、準備がしっかりしているのだけれど、人間と異なり、意志を持たない物質は過去にごく僅かな時間しか留まれない。
過去への着地の衝撃で、うっかりカバンを手放した布川。
旅をした人間が未来に弾き飛ばされるシーンも照明の演出や、周りの演技で無理なく感じられるけれど、荷物が消える演出もなかなか気に入りました。
以前の『SKIP』で観た人間冷蔵庫みたい。
えーと、あとはストーリィを追っていくというより、個々の印象の覚え書き。
三部作全部出演の西川さん。
若く見えます。なんか可愛いです。…昨日の『てるてるあした』見逃しちゃった…
ヒロイン温井さん。
ついにヒロインやるようになったんだな〜と。
それも、こういうとことん一途な役はとても似合います。
ヒロイン圭の母役、坂口さん
西川さんが、現在のシーンでの押さえとしたら、
坂口さんは過去のシーンの要石。
『クロノス』でヒロインだった来美子役・岡内さん
正直、『クロノス』サントラを延々聞いていたので、
彼女の登場の度に泣けました。
クロノス・ジョウンター。
今回は二度出番のあったクロノス・ジョウンター。
起動すると、上から吊ったペンダントライトが揺れてました。
あれが人力で(…)動いているとは到底思えない。
舞台美術は、目立ってはいけないという話もありますが、
今回はなんたって主役でしたから、もうとにかく素晴らしいとしか言えないです…もう見られないのか(あと、日・火・水で公演終わり)
布川役・大内さん。
役者としては、この人が一番好きなのです。
もしかしたら、菅野さんよりも(ああ、言っちゃった)
クセのある役もこなすし、男っぽい雰囲気もあるし、
でも今回みたいに、すごくまっすぐで無垢な雰囲気も出せて。
クロノス三部作のポイントの一つは『一目ぼれ』にあると思われるのですが、特にこの布川の話は、原作でも舞台でも正に一目ぼれ。
中には「そんなのありえない」と感じる人もいるだろうこの一目惚れに、どこまで説得力を持たせるかといえば、それはもう話の筋ではなく、役者にかかってるのではないかと。
辛い現実生活に元気を分けるためのキャラメルのファンタジー。
実際にはないよと思っていても、その心の壁を越えて頑張れと応援してしまったのは、今回は大内さんの表情でした。
全体の印象は、良かったです。
誰かを想う力ってすごいなあと。
ただ、大泣きしなかったのは、その時の精神状態としても。
ん〜、『ミス・ダンデライオン』の方が好みだったかなと。
まず、ちょっとわかりにくい部分があったこと。
布川は過去に行ってる間に、現在の野方(西川)へ報告書を書いたり
その現在の方でもクロノス開発に変更が起きたりなどがあるので、
当然、過去と現在のシーンがいったりきたりするのですが、それがちょっとしっくりこない…?(と言っている、この感想が既に分かりづらい)
あとは…
もう会わないほうがいいと、布川が圭のもとを去って、それでも諦められない圭と、やっぱり圭を思い切れない布川のシーン。舞台の上手と下手で、お互い別の場所にいる設定で台詞を交互に出すのですが、これもね…なんかそういう演出は初めて見るわけではないのに、なんとなくわかりにくくて…。
(ああ、でもそういってるこの説明が、やっぱり分かりにくい)
これは、本当に印象のみなのですが。
使う言葉がいつもと違うせいなのか、それで馴染んでないせいなのか…。
言葉による説明が多いというか。
もちろん、短い上演時間でクロノスという特殊な状況を説明するためには言葉じゃないと無理なのですが…
『台詞』が多いように感じました。台本の実際の台詞数ということではなく、一般の小説にした場合のカギカッコの割合が多いと。
小説にしたときの、地の文をあまり感じられなかったこと。
脚本というのは、各セリフとト書きで構成されていて、
もちろん、ト書きに書かれている動きだけではただのロボットですから、それを演出でいくらでも膨らませて舞台になっていくわけで…
舞台装置も照明も衣装も動きも役者の表情も、全てが加わる事で一つの作品になるというのは理解していて、今回も何も物足りないなどということはなかったのですが。
ただ、なにかが唐突。カギカッコの積み上げだけで全てを説明しているような印象は、どうしても拭い去れませんでした。
改めて思い返しても、特に喋りが多いとかは感じないのに…うーん。なんでだろう。
そして、来美子の登場。
これは、嬉しい。けれど、一方でタイムトラベルを受け入れられない自分がむくむくと出てきてしまった…。
『あしたあなたあいたい』で、布川の身辺調査をした探偵は、過去の時点の布川と面会する。ということは、未来から来た布川と過去に存在した布川、二人が同時に存在している。
『ミスダンデライオン』では、樹里はヒー兄ちゃんを助けるけれど、もしそこで彼が助かっていたら、自分は医者になっていない。ということは、タイムトラベルをして彼を救いにくる事もない。だから幼い頃の自分に会った時、ヒー兄ちゃんは死んだと嘘をつく。
来美子が、まだ吹原さんと再会する前までのシーンにだけ出ていたなら、そこまでは感じなかったかもしれないけれど…。
来美子は、吹原さんに助けられた。
彼がいなくなった後も、生きていた。
その姿を見られた事は、嬉しいとも感じたけれど。
はっきりと姿を見せてしまったからこそ考えてしまったのは。
来美子が助けられた後、花屋で爆発が起こった。
Pフレックには、まだ事故の事を知らない『その時点の』吹原さんがいる。
もし、そこで来美子に何事もないと分かったら、吹原さんはクロノスに乗らない。
…と、いうことは?
実際『クロノス』を見てしまった後は、病院へ付きそうところとか、
数年後に戻ってきて弟と再会するエピソードなどがあるので、上記のようなことではないと分かってはいるのだけど。
もしもさあ…なんかその通りじゃなくても近いことがあったら、ヤですよ。
だから、来美子が助かったかどうかは、あの『クロノス』のラストシーンで、カエルのブローチに託したままでいてほしかったなあと。
そういういろいろな矛盾を処理できなくなっちゃうから、タイムトラベルものは、本当は嫌なんですよ(これだけ見ておいて・笑)
今度は『クロノス・ジョウンターの伝説』三部作のうちの二作目、
『布川輝良の軌跡』の舞台化『あした あなた あいたい』
(あ〜、説明長い;)
ハーフタイムシアターという、キャラメル独特の1時間公演2本立てを見るときは、なんとなくそれぞれを違う日に見てます。
1時間で帰れるという気楽さと……単に先行予約日を何回も見過ごして、セットで買ってないから、面倒になっていっそ、とかなんですけど。
既に、三作目『ミス・ダンデライオン』は見てました。
順番を変えてみたのは、原作で布川の話が一番好きだったから。
25日火曜の夜7時前。新宿はまだ飲み会シーズンが続いているのか、
団体待ち合わせがたくさんいて、混雑。
ロビーはもう開演前の物品販売など終了してました。
当日券がものすごくて、前説加藤さんもビックリの満席。
平日なのにね〜。(私は平日に動ける職種なので、空いてる火曜・木曜に行くことが多いのですが)
で、開演(早)
もうだいぶ、記憶はあやふやです。
客入れの曲は柴咲コウでした。
オープニングダンスは、こっちのチームは主役二人が大内さんと温井さんのダンサー二人に、すぐ脇のポジションにいたのが岡内さんだったので、「うっひゃー、もうどこ観ていいか分からないくらい、吸い寄せられる〜」と堪能。
身寄りがいないということで、クロノス開発の実験に推薦された布川。
クロノスは、過去へ行けるタイムマシンだけれど、短い時間しか過去に留まれない事、そして現在へは戻らず、更に先の未来にまで弾き飛ばされる事が大きな欠陥だった。
それを承知で彼が過去に飛ぶ目的は、今は取り壊されてしまった、ある建築家の建物をその目で確かめる事。
同じくクロノスで旅をする吹原や樹里と異なる(?)部分は、荷物が多い(笑)ちゃんとした実験でいくので、準備がしっかりしているのだけれど、人間と異なり、意志を持たない物質は過去にごく僅かな時間しか留まれない。
過去への着地の衝撃で、うっかりカバンを手放した布川。
旅をした人間が未来に弾き飛ばされるシーンも照明の演出や、周りの演技で無理なく感じられるけれど、荷物が消える演出もなかなか気に入りました。
以前の『SKIP』で観た人間冷蔵庫みたい。
えーと、あとはストーリィを追っていくというより、個々の印象の覚え書き。
三部作全部出演の西川さん。
若く見えます。なんか可愛いです。…昨日の『てるてるあした』見逃しちゃった…
ヒロイン温井さん。
ついにヒロインやるようになったんだな〜と。
それも、こういうとことん一途な役はとても似合います。
ヒロイン圭の母役、坂口さん
西川さんが、現在のシーンでの押さえとしたら、
坂口さんは過去のシーンの要石。
『クロノス』でヒロインだった来美子役・岡内さん
正直、『クロノス』サントラを延々聞いていたので、
彼女の登場の度に泣けました。
クロノス・ジョウンター。
今回は二度出番のあったクロノス・ジョウンター。
起動すると、上から吊ったペンダントライトが揺れてました。
あれが人力で(…)動いているとは到底思えない。
舞台美術は、目立ってはいけないという話もありますが、
今回はなんたって主役でしたから、もうとにかく素晴らしいとしか言えないです…もう見られないのか(あと、日・火・水で公演終わり)
布川役・大内さん。
役者としては、この人が一番好きなのです。
もしかしたら、菅野さんよりも(ああ、言っちゃった)
クセのある役もこなすし、男っぽい雰囲気もあるし、
でも今回みたいに、すごくまっすぐで無垢な雰囲気も出せて。
クロノス三部作のポイントの一つは『一目ぼれ』にあると思われるのですが、特にこの布川の話は、原作でも舞台でも正に一目ぼれ。
中には「そんなのありえない」と感じる人もいるだろうこの一目惚れに、どこまで説得力を持たせるかといえば、それはもう話の筋ではなく、役者にかかってるのではないかと。
辛い現実生活に元気を分けるためのキャラメルのファンタジー。
実際にはないよと思っていても、その心の壁を越えて頑張れと応援してしまったのは、今回は大内さんの表情でした。
全体の印象は、良かったです。
誰かを想う力ってすごいなあと。
ただ、大泣きしなかったのは、その時の精神状態としても。
ん〜、『ミス・ダンデライオン』の方が好みだったかなと。
まず、ちょっとわかりにくい部分があったこと。
布川は過去に行ってる間に、現在の野方(西川)へ報告書を書いたり
その現在の方でもクロノス開発に変更が起きたりなどがあるので、
当然、過去と現在のシーンがいったりきたりするのですが、それがちょっとしっくりこない…?(と言っている、この感想が既に分かりづらい)
あとは…
もう会わないほうがいいと、布川が圭のもとを去って、それでも諦められない圭と、やっぱり圭を思い切れない布川のシーン。舞台の上手と下手で、お互い別の場所にいる設定で台詞を交互に出すのですが、これもね…なんかそういう演出は初めて見るわけではないのに、なんとなくわかりにくくて…。
(ああ、でもそういってるこの説明が、やっぱり分かりにくい)
これは、本当に印象のみなのですが。
使う言葉がいつもと違うせいなのか、それで馴染んでないせいなのか…。
言葉による説明が多いというか。
もちろん、短い上演時間でクロノスという特殊な状況を説明するためには言葉じゃないと無理なのですが…
『台詞』が多いように感じました。台本の実際の台詞数ということではなく、一般の小説にした場合のカギカッコの割合が多いと。
小説にしたときの、地の文をあまり感じられなかったこと。
脚本というのは、各セリフとト書きで構成されていて、
もちろん、ト書きに書かれている動きだけではただのロボットですから、それを演出でいくらでも膨らませて舞台になっていくわけで…
舞台装置も照明も衣装も動きも役者の表情も、全てが加わる事で一つの作品になるというのは理解していて、今回も何も物足りないなどということはなかったのですが。
ただ、なにかが唐突。カギカッコの積み上げだけで全てを説明しているような印象は、どうしても拭い去れませんでした。
改めて思い返しても、特に喋りが多いとかは感じないのに…うーん。なんでだろう。
そして、来美子の登場。
これは、嬉しい。けれど、一方でタイムトラベルを受け入れられない自分がむくむくと出てきてしまった…。
『あしたあなたあいたい』で、布川の身辺調査をした探偵は、過去の時点の布川と面会する。ということは、未来から来た布川と過去に存在した布川、二人が同時に存在している。
『ミスダンデライオン』では、樹里はヒー兄ちゃんを助けるけれど、もしそこで彼が助かっていたら、自分は医者になっていない。ということは、タイムトラベルをして彼を救いにくる事もない。だから幼い頃の自分に会った時、ヒー兄ちゃんは死んだと嘘をつく。
来美子が、まだ吹原さんと再会する前までのシーンにだけ出ていたなら、そこまでは感じなかったかもしれないけれど…。
来美子は、吹原さんに助けられた。
彼がいなくなった後も、生きていた。
その姿を見られた事は、嬉しいとも感じたけれど。
はっきりと姿を見せてしまったからこそ考えてしまったのは。
来美子が助けられた後、花屋で爆発が起こった。
Pフレックには、まだ事故の事を知らない『その時点の』吹原さんがいる。
もし、そこで来美子に何事もないと分かったら、吹原さんはクロノスに乗らない。
…と、いうことは?
実際『クロノス』を見てしまった後は、病院へ付きそうところとか、
数年後に戻ってきて弟と再会するエピソードなどがあるので、上記のようなことではないと分かってはいるのだけど。
もしもさあ…なんかその通りじゃなくても近いことがあったら、ヤですよ。
だから、来美子が助かったかどうかは、あの『クロノス』のラストシーンで、カエルのブローチに託したままでいてほしかったなあと。
そういういろいろな矛盾を処理できなくなっちゃうから、タイムトラベルものは、本当は嫌なんですよ(これだけ見ておいて・笑)


